Hallo!
meerです。
みなさんは「フィッシュフィンガー」ってご存知ですか?
私はアイルランドに来てから初めて知りました。
今日はその謎の”フィッシュフィンガー”について書いていきたいと思います。
フィッシュフィンガーとは
フィッシュフィンガーとは、実は白身魚のフライなんです!
直訳すると【魚の指】となってしまうので「えっ…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。笑
白身魚が長方形に加工されていて、その周りにころもが付いています。
イギリスでもメジャーなようですし、アイルランドでもかなりメジャーです。
スーパーの冷凍コーナーに必ずあります!
こちらでは、子供のおやつとしても食べられるんだとか。
由来と中身の魚の種類
私も由来は知らなかったのですが、気になっていつものWikipediaをチェックしてみました。
第二次世界大戦中~第二次世界大戦後にかけての食糧制限は、フィッシュフィンガー(白身魚のフライ)の消費拡大させることになりました。しかし、供給する企業は品質を維持することに苦労しました。(多分現代より時代的に進んでいなかったので難しかったのかな…と。)
そこで、品質を維持するために”冷凍のすぐに調理ができる”フィッシュフィンガーが提案され広まっていったのだそうです。
※アメリカでは「フィッシュスティックス」、イギリス・アイルランドでは「フィッシュフィンガー」と呼び方に違いがあります
フィッシュフィンガーに使用される魚の種類は様々。
そこで、名前の由来について。
第二次世界大戦後、イギリスには魚のニシンという種類が多く生息していました。Clarence Birdseyeさんというアメリカ人の方は、彼が見出した”herring savouries”(=ニシンのサヴォリ)という名前と、他の地域で使われていた”cod fingers”(=タラの指)という2つの名前を比べながらテスト販売を試みたそうです。
すると、買い物客からは圧倒的に”cod fingers”(=タラの指)の方が好まれ、予想とは違う結果になって困惑したそうです。
Birds Eye(=バーズアイ)というブランドがあるのですが、この企業の従業員の投票がSnapper Fish Fingersを選ぶまでは、Battered Cod Piecesと呼ばれていたそうです。
※Snapper…フエダイ科の魚
ちなみに、Birds Eye(=バーズアイ)というのは今となっては有名ブランドで、どのスーパーに行っても冷凍コーナーで商品を見かけます!
作り方・食べ方
冷凍ものが主流なようで、私も冷凍ものしか見たことがありません。
今までLIDL、Dunnes Stores、Tescoの3か所で購入したことがありますが、どの商品もそこまで大きく味は変わらない気がしました。
では、作り方を。
海外っぽく、紙の箱にダイレクトにフライが入っています。
箱から取り出し、
・オーブンにいれて焼く
・自分で揚げる
の2パターンでどちらも可能とは思いますが、オーブンの方が圧倒的に準備が楽だと思います。

オーブンで焼く場合は、トレイにアルミホイルを敷いた方が焼いた後にフライがくっつかないという利点があります。(私はガサツなのでこっそりスキップして…直接トレイにのせています。)
そしてオーブンで外箱に記載の指定の時間で焼くだけ!(ものによって若干差はありますが、だいたい15分くらいです。)

(あまり変わらないけど…)
ちなみに中身はこんな感じになっています。

私はねりもの(かまぼことか…)が苦手で食べることができないのですが、このフィッシュフィンガーは魚を練ったものではなく、本当にただの切り身をあげているシンプルなものなので食べることができています!
フィッシュフィンガー自体に濃い味はついておらず、あっさりした味付けです。
もちろんそのまま食べたりもしますが、私の現地の友人はケチャップをつけて食べたり、私自身は醤油+バルサミコ酢を混ぜたものをかけて和風っぽく食べたりしています。
値段
なんといっても、フィッシュフィンガーを選ぶ理由は値段!!
残念ながらアイルランドは、魚介類は価格高めのものが多いです。
どうしても肉類と比べると、グラム単価が圧倒的に肉の方が安いので、そちらを買ってしまいます。
しかし、魚は無性に食べたくなるときもあります。
そんな中!こちらのフィッシュフィンガーは衣がついているからか、値段が安いんです!
今回トップ画像にしたものは、LIDLにて購入。
15本入り、450gで
たったの1.49ユーロ!
安い!
衣がついているので、脂っこいものを避けている方には向かないかもしれませんが、魚が食べたい!!という方は良い解決策だと思います。
おわりに
あまり日本で見かけることのなかったフィッシュフィンガー。
冷凍ものなので、腐ることもなく、冷凍庫に潜ませてピンチヒッターとしても大活躍です。
もしアイルランド、ヨーロッパにお住まいの方は見つけやすいと思いますので試してみては★
では、Tschüss!